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2009/05/03

NDSエミュレータ 「DeSmuME」  

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やっぱりね。エミュレータというと昔ながらのゲーム機を身近に遊ぶことができる……という良さがあるのは認めますよ。でもね。やっぱやるなら今発売されてるような最新のゲームをパソコンでグリグリと動かしたいじゃないですか?

でも、いまのゲーム機をパソコンで動かすとはいっても、なかなか現行機種って作りが複雑で、プレステ2だと「PCSX2」「MelterPSX2」とか、ゲームキューブだと「DOLPHIN」とか、一応エミュレータ自体は開発されてて、動作もするんだけど、やっぱりまだ「とりあえず市販のソフトが動きました!」って程度で、ちょっと実用的じゃないってゆー気がするんですよね。「DOLPHIN」の方はマシンパワーさえ超強力ならなんとか遊べるけど、普通のユーザーにとってはあんまり現実的じゃない。てゆーか無理ですわ。

で、いま現行機種でサクサク動いて、普通のパソコンでもゲームが簡単に遊べるエミュレータと言えば、なんと言ってもNDSでしょ。ハンディタイプならではの持ち運びの良さと、スーファミをも凌ぐほどのマシン性能も相まって、国内外問わずユーザー数は増える一方。そのNDSのエミュレータとして抜群の再現性を誇るのが、「DeSmuME」というわけです。

「DeSmuME」

オリジナルはフランス人のyopyopさんっていう人が作ってたんですが、著作権法云々で制作を中止して、いまは有志のDeSmuMEチームが集まって制作が続けられています。


動かし方は簡単ですね。「DeSmuME.exe」か「desmume_sse2.exe」をダブルクリックしてエミュ起動。「File」→「Open ROM」でROMを開けばゲームがスタートします。サイトによってはZIPのままじゃダメとか書いているところもあるようですが、ROMデータはZIPでもOKです。普通に開きます。


「DeSmuME.exe」か「desmume_sse2.exe」と2つのエミュの実行ファイルがあるんですが、CPUが対応していれば、「desmume_sse2.exe」の方が圧倒的に速くて再現性も素晴らしいです。

SSE2というのは、IntelやAthlonのCPUに内蔵されている、マルチメディア関連のx87の高速化拡張命令セットです。

IntelならPentium 4以降、AMD社のAthlon64以降なら、CPUに搭載されているはずですので、通常は「desmume_sse2.exe」を使いましょう。せっかくPentium 4とか使っているのに、旧来の「DeSmuME.exe」を使って「遅い」「ゲームが動かない」とか言うと笑われます。Pentium 4以降で、「desmume_sse2.exe」ならほとんどのNDSのゲームが、違和感なくサクサクと動きます。


あと、高速化のポイントとしては、グラフィックボードがOpenGLに対応していれば、「Config」メニューから「3D Setting」→「OpenGL」を選んでおきましょう。速度がぜんぜん違いますので。今ではほとんどのグラフィックボードで対応してますよね。



↑最新作の「スパロボK」動かしても、CPU15%ぐらいしか使ってないですしね。

あ、言い忘れるところだった。「Config」メニューに「Firmware」という項目があります。ここで「Japanese」を選んでないと、たまに起動で引っかかるソフトがあります。NDSはエリアプロテクトは無いんですが、まぁ念のため。何回かここで引っかかりました。



起動した後のキーボード操作はこんな感じ。
-----------------------------------------
Up arrow - Up
Left arrow - Left
Down arrow - Down
Right arrow - Right
x - A button
z - B button
s - X button
a - Y button
q - Left Trigger
w - Right Trigger
Enter - Start button
Right Shift - Select button
Backspace - Lid fold/unfold

n - Frame advance
Space - Pause/Unpause
p - Load current state
1,2,3,4,5,6,7,8,9,0 - Select current state
F1-F10 - Load relevant state
Shift+F1-F10 - Save relevant state
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でも、普通ゲームをキーボードで遊ぶ人はいませんね。

もちろんジョイパッドも使えるので、パソコンにジョイパッドをつなげて、「Config」メニューから「Control Setting」で、上下左右などをそれぞれジョイパッドで入力していけば、自動的にボタンが割り振られるという親切設計になってます。

さらにゲームスピードも自由に調節できるので、思考速度が遅いゲームなども、パソコンの高速CPUを使ってサクサクと進められてしまうのも魅力です。

どこでもセーブ機能があるのはもちろん、改造コード機能もあるので、アクションリプレイなどの改造ツールで使われている改造コードを入力すれば、ユーザーデータを自由自在に改造して遊ぶこともできるようになりますよ。

改造コード検索サイト「Cheats Codes Guides」
http://www.cheatscodesguides.com/

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